花粉症でお悩みの方へ
皆様こんにちは。院長の吉野です。クリニックHPが開かれて初めての投稿になります。今年も花粉症の季節になってきました。
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどお悩みの方も多いのではないでしょうか?
今や日本人における花粉症の罹患率は、2024年2月の段階で、ウェザーニュースによると2人に1人と言われています。つい10年ほど前には3人に1人、2008年頃はまだ4人に1人だったのに、どんどん罹患率が上昇しているのがわかります。
花粉症の人のおよその3割ほどが飛散開始前から何らかの対策(1位マスク、2位飲み薬、3位目薬)をしているが、大半は対策が遅れ気味だそうです。 症状をとりあえず止めたい、ということであれば抗ヒスタミン薬(内服、点眼、点鼻)が効果的です。
花粉の飛散時期の前からのほうがより効果が高いとも言われています。 しかし対症療法でなく根本からの治療を求めるのであれば、舌下免疫療法と栄養療法がお勧めです。 花粉症は免疫アレルギー反応の一種であり、そこには腸内環境も深く関連してきます。
アレルギー検査には保険適応のある即時型アレルギー(IgE)検査と自費検査の遅延型アレルギー(IgG)検査があります。 普通は保険診療内のIgE検査だけで一般的な花粉症については診断、対処ができることが多いですが、中には薬だけでは症状がコントロールしきれない方、舌下免疫療法を行っても十分な効果が出ない方もいらっしゃいます。 舌下免疫療法は3年以上毎日の舌下薬を継続できた人には8-9割の満足度が認められますが、毎日の舌下錠内服や、花粉の季節に治療開始できない、舌下後しばらくは運動できないなどの制約もあります。
そのため、まずアレルギー検査によってご自身のアレルギー物質を確かめて、体に負荷をかける食材やアレルゲンを洗い出すことも、とても良い方法です。
それらを把握して暴露や摂取を控えるだけで、症状が大きく改善することもあるからです。
合わせて腸内環境改善を促すサプリメントや免疫正常化に関わるビタミンミネラルなどをとると、より病態改善に役立ちます。
長年花粉症にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。