予防接種とは
予防接種は、感染症の発症や重症化を防ぐための注射で、使用される薬剤はワクチンです。
ワクチンの接種によって、その感染症に罹患することなく体内に抗体をつくることができます。
また、病原体が体内に入り込んだ場合でも、発症を予防したり、発症した際でも重症化を防いだりする効果があります。
ご希望の方は、お電話でお問い合わせください。
予防接種について
当院は完全予約制としています。接種を希望される際は、お電話でお問い合わせください。
注意事項
当日の診療内容によっては、多少待ち時間が延びる可能性もあります。
スタッフ一同、できる限りお待たせしないよう努めておりますが、緊急対応が必要な場合などでは順番が前後することもあります。ご理解いただけますと幸いです。
当院で行える
予防接種
インフルエンザ
インフルエンザ
ウイルスの感染により
発症するインフルエンザ
毎年秋に1回接種します。他のワクチンとの同時接種を行っても問題ありません。
重症化すると脳炎や肺炎を引き起こすリスクがあるため、接種するのが望ましいです。
毎年異なる型のウイルスが流行するため、ワクチンはその年の流行を予測して作られますが、実際の流行ウイルスの型と異なる場合もあります。
また、ワクチン接種だけで発症を100%防ぐことはできません。
接種した後でも、冬期にはこまめな手洗いやうがいを心がけましょう。
肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌の感染による感染症予防
肺炎の主な原因である肺炎球菌の予防接種です。
高齢になると肺炎を発症しやすく、重症化のリスクも高くなるため、65歳以上の方は、5年に1回、ワクチン接種を受けることが推奨されています。
2024/4月からは公費助成で接種可能な対象者が、65歳の方と、基礎疾患を有する60歳~65歳未満の方のみに変更されているため、ご注意ください。
B型肝炎ワクチン
B型肝炎ウイルスによって発症する慢性肝炎、肝硬変、肝臓がんなどの予防
必要な接種回数は3回です。
初回接種後1ヶ月と5~6ヶ月後に2回目と3回目を行いB型肝炎ワクチン接種による抗体獲得率は40歳までの接種では95%と報告されています。
ワクチン3回接種後の感染防御効果は20年以上続くと考えられています。
MR(麻疹・風疹混合)
ワクチン
麻疹(はしか)・風疹の
予防に有効なワクチン
麻疹・風疹の抗体が少ないもしくはない方に接種を行います。
子宮頸がんワクチン
ヒトパピローマウイルス(HPV)感染を予防するためのワクチン
PVは子宮頸がんの主な原因とされており、ワクチン接種によって感染リスクを大幅に減少させることができます。
日本では、HPVワクチンは定期接種として小学6年生から高校1年生相当の年齢の女性を対象に公費で接種が行われています。
HPVワクチンには2価ワクチン(サーバリックス)と4価ワクチン(ガーダシル)、そして9価ワクチン(シルガード9)があり、それぞれ異なる型のHPVに対する予防効果があります。
ワクチン接種後には副反応が報告されることもありますが、専門家はその有効性がリスクを上回ると判断しています。
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹やその合併症を予防するためのワクチン
帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)にかかったことがある人に潜伏している水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することで発症します。帯状疱疹は痛みを伴う水疱が神経に沿って現れる病気で、特に高齢者に多く見られます。
帯状疱疹ワクチンには主に2種類あります。
生ワクチン
皮下に1回接種します。接種後1年時点で約60%の予防効果があり、5年後には約40%の予防効果が持続します。
組換えワクチン(シングリックス)
2か月以上の間隔をあけて2回筋肉内に接種します。
接種後1年時点で90%以上の予防効果があり、5年後でも約90%の予防効果が持続します。
ワクチン接種後には副反応が報告されることもありますが、専門家はその有効性がリスクを上回ると判断しています。
予防接種の費用について
以下は、全て自費診療として受けられる場合の費用(税込)です。
季節性インフルエンザ | 準備中 円 |
---|---|
肺炎球菌(ニューモバックス) |
7,700 円 |
A型肝炎 |
8,800 円 |
B型肝炎 | 5,500 円 |
MR (麻疹・風疹混合) |
13,200 円 |
子宮頸がんワクチン | 準備中 円 (3回分) |
帯状疱疹ワクチン(生ワクチン) | 9,900 円 |
帯状疱疹ワクチン(シングリックス) | 21,500 円 |
上記に記載されていない予防接種でご希望がありましたら、お気軽にご相談ください。